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【連載】めぐる季節のココロとカラダ -大雪-
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「大雪(たいせつ)」は、二十四節気の21番目の節気で、2020年は12月7日から12月20日頃までです。「大雪」とは、いよいよ雪が降り積もってくるという意味。

冬本番、木の葉が散り終え山々は白く覆われ、平地でも雪が舞う頃です。朝夕には、川や水たまりなどの表面に薄い氷が張るのを見かけます。新しい年に向けて準備をする「正月事始め」もこの時期なので、忙しくなる方も多いですね。

冬の湖

足腰に冷えを感じやすい時期

「大雪」の頃になるとコート、マフラー、そして手袋などが必須になってきます。気温は低くなり、空気は乾燥しているので引き続き「風邪」には気をつけましょう。

この時期、上半身はかなり防寒をするようになり、電車の中では暑いと感じてしまうほど。

手袋

一方、下半身はどうでしょう。歩いていて、足首からひやっと「冷え」を感じませんか?冬にはなったものの、まだ下半身は無防備になっている方が多いはずです。気づくと、足先が冷えている、膝から下が冷たい、足がむくんでいる…そんな状態ではないでしょうか。

ブランケット

この冷えが「腎」まで到達してしまうと、トイレが近くなり、我慢しすぎると膀胱炎の危険もあります。そこで、足底からの冷え対策には、靴に「中敷き」を入れてみましょう。これだけでかなり足元の冷えが緩和されます。

タイツ

足首から腰にかけては、レギンスやタイツ、腹巻をプラスしてみましょう。発熱する素材のものには少し注意が必要です。この素材は温かいのですが、汗をかいてそのままにしておくと、冷えてしまいます。汗をかいたときは、そのままにせず軽くふくようにしてください。

「大雪」の養生ポイント3つ

1、「かかと落とし」を取り入れる

足が冷えている状態で、足底の冷えは「腎」に冷えを伝えやすく、トイレを近くします。そこで取り入れたいのが「かかと落とし」の動きです。この動きはかかとを落とすと、衝撃が骨に伝わり骨が強くなります。同時にふくらはぎの筋肉が鍛えられ、足まわりの血流が良くなります。 

かかと落とし

やり方は、立ったまま、肩幅と同じに足を開きます。ふくらはぎを意識しながら、かかとを低くあげ2~3秒停止、かかとをストンと床に落とします。かかとにからだの重みを感じるように強めにやるのがポイントです。これを10~20回繰り返します。バランスが悪い時は、壁に両手をついても座ったままでも大丈夫です。 

足の冷え

 足が冷えそうだと感じたときや、足指が冷たいときにはぜひやってみましょう。この運動は食後10分以内にやることで、食後の血糖値を下げる効果があると言われています。ほかにも、やり続けることで、骨密度をアップ、血管を柔らかくし血圧を安定させるという効果もあります。無理をせず、ゆっくりトライしてみてください。ただし、痺れのある方は無理しないようにしましょう。

 

2、耳を温める

冬に働く「腎」は冷えに弱く、冷えるとトイレが近くなったり、疲れやすくなったりします。そんなときおすすめなのが、耳をひっぱり温めることです。東洋医学では「腎」は「耳」に繋がっていると考えます。つまり「耳」をしっかり温めれば、「腎」も温まるという訳です。

耳を温める運動

まず、耳たぶを下にひっぱります。つぎに、耳まわりに沿いながら6ケ所くらいにわけて耳上まで少しずつひっぱります。2往復ほどひっぱったら、手の平で耳全体を包んで温めましょう。温かいと感じたらやめどきです。1日に1~2回、足が冷たい、トレイが近い、下半身が冷えた、少し疲れたと感じたら試してください。

3.頭皮をブラシで刺激する

冬に活発に働く「腎」は、「髪」とも繋がっています。そのため冬になると抜け毛が増える、という方も多いようです。これは冷えにより頭の血流が悪くなるため、抜け毛も増えてしまうからです。そこで頭皮をブラシで軽く刺激しましょう。

ヘアブラシ

頭頂部、側頭部、後頭部、首のまわりと全体をまんべんなくたたきます。頭が温かく感じたらやめどきです。

*抗がん剤治療中の方へ*

抗がん剤治療中は薬の影響により、頭皮が敏感になっています。外からの刺激に対しても注意が必要ですので、こちらのアクションは治療を終えてから行ってください。

 

「大雪」におすすめの食べもの

 本格的な寒さを感じる「大雪」。体調不良を感じたとき、栄養ドリンクで乗り切ろうとしていませんか?この時期の体調不良は「腎」の弱りによるものがほとんどです。食べものは「腎」を強くし、身体を温めるものや「腎」の流れをよくするものを摂りましょう。

スープ

「腎」を温めてくれる食べものは、魚介類や肉類などがおすすめです。メニューなら魚介、肉、ネギや野菜を一度に摂れる八宝菜はいかがでしょう。八宝菜に入っているネギや生姜、にんにくは身体を温め、冷えを取ってくれます。

黒ゴマ

また「腎」は黒い色とも関係するので、黒豆や黒ゴマ、キノコなどもおすすめです。黒ゴマを一度にたくさん摂りたいなら、炊き立てのご飯に擦った黒ゴマを混ぜる「黒ゴマご飯」をお試しください!

紅葉を見る女性

冬の寒さも本格的になってきました。身体を冷やさないように気をつけ、しっかり養生する時期です。同時に新年の用意も少しずつ始める頃ですね。手帳やカレンダーを購入してみるのはいかがでしょう。おしゃれなもの、可愛いもの、シンプルなもの…さまざまなタイプが並んでいるはずです。来年へと気持ちを押してくれる素敵な商品に出会えますように。

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