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【連載】めぐる季節のココロとカラダ -寒露-
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「寒露(かんろ)」は、二十四節気の17番目の節気で、2020年は10月8日から10月22日まで。秋分から数えて15日目にあたり、立秋から始まった秋の5番目の季節です。「寒露(かんろ)」とは、晩夏から初秋にかけて草木に降りる冷たい露のことです。この頃から秋の長雨も一段落し、冷えた空気がゆっくりと季節を動かし、秋晴れの日が多くなります。日中、空を見上げると秋らしい雲に、夜になるときれいなお月さまに出会える季節です。

 

寝ていると足がつる、ぎっくり腰も多くなる時期

木々が少しずつ赤や黄色に染まり、秋もいよいよ後半に入りました。身体も暑さから解放され、ようやく気持ちのいい季節を迎えています。
この時期によく耳にするのが「夜寝ていると、足がつってしまって…」というお声。というのも、頑張って暑い時期を一生懸命に支えてくれて来た内臓も、秋を迎え、疲れを出し始めています。

秋を感じる

今年は酷暑で汗をたくさんかき、身体は水分不足気味。秋の冷えた空気により、身体の気血水が滞りがちになり、筋肉が誤作動を起こし、足がつりやすくなります。また、ぎっくり腰や寝違い、関節炎なども頻発する時期です。秋になっても水分補給を忘れずに、そして身体を冷やさないように気をつけましょう。

 

「寒露」の養生のポイント3つ

1、湯舟につかり、足がつるなら岩塩を一つまみ
この夏、暑くてお風呂はシャワーだけという人も多かったのではないでしょうか?秋に入り気温も下がってきましたので、お風呂につかる習慣を復活させましょう。お風呂につかると全身を温めてくれるだけでなく、身体がリラックスし、気血水の流れを整えてくれます。

湯船に浸かりリラックスする女性

特に足が冷えてつりやすいようであれば、お風呂に一つまみの岩塩を。岩塩にはミネラルが含まれているので、筋肉の疲労や水分不足で失ったミネラルを補ってくれます。また、岩塩を入れることで身体の表面に岩塩の膜がはるので、お風呂から出ても、身体を冷えにくくしてくれます。もし、お風呂に岩塩を入れるのが難しい場合は、岩塩を入れた足湯を取り入れてみてください。

2、寝る前にコップ1杯のお水を飲む
気温が下がってくると、一日を通して水分を摂る量が少なくなっていませんか?こんな時期だからこそ、寝る前に常温に近いお水を一杯飲んでみましょう。就寝中にかく汗の量はコップ一杯と言われます。

常温のお水

寝ている間の水分を寝る前に補給することで、肌の乾燥を防ぎ、気血水の流れを良くしてくれます。お水は、冷たいものではなく常温に近いものをゆっくり飲みましょう。お風呂上がりに冷たいお水をぐっと飲み干すのは、身体を冷やしてしまいますのでNGです!

3、首から肩のラインに手の平を滑らせる
気温が下がり、首や肩の気血水の流れが悪くなると、肩こり、首こりを感じやすくなります。そんなときは手の平を首から肩へ軽く滑らせてみましょう。右の首〜肩は左の手の平で、左の首〜肩は右の手の平で行うとやりやすいです。

肩が凝っている女性

次に首の前と後ろは右手と左手を交互に使い、上から下へ手を滑らせます。
いずれも3回ずつ、お風呂から出て、身体の温まっている状態でやってみましょう。お風呂の中でのぼせないようなら、お風呂の中でやるのもいいと思います。特に朝起きたときに、顔がむくみやすい方にはおすすめです。

 

「寒露」におすすめの食べもの

晩秋になると気温が下がり空気が乾燥していくので、身体を温めつつ潤いをチャージするよう心がけていきましょう。また寒さを少し感じ始めるこの時期には、風邪や体調不良などから身体を防御する機会も増え、『気』をたくさん使います。積極的に身体の気を補う食材を摂るようにしましょう。

かぼちゃのスープ

気を補う食材としては、この時期あちこちで見かけるようになる「かぼちゃ」がおすすめ。「かぼちゃ」は、気を補ってくれる効果とともに、 身体にエネルギーを与え、免疫力向上も期待できます。その上、冷えで弱っている胃腸のケアや疲労回復も促してくれるので、この時期にぴったりな万能食材です。「温かいかぼちゃスープ」は、寒い疲れた日にはとくにおすすめです!

白ごま油

乾燥が急速に進む時期は、水分摂取量が不足し、水分不足に陥りやすく、便秘になる方が増えます。そんな時は腸を潤してくれる効果のある「白ごま」を摂りましょう。おすすめメニューは、「白ごま油のかぼちゃ炒め」。このメニューなら、気を補いながら、腸も調整してくれます。

秋も深まってまいりました。気がつけばもう冬が目の前です。寒くなる日は気が落ち込む日もあるかもしれませんが、お風呂に好きな入浴剤を入れての半身浴や、早朝ウォーキングなどを取り入れ、気分転換しながら、秋を楽しみましょう。今年の冬は寒くなるようなので、冬に備えて、秋にココロとカラダの養生をしっかりしてまいりましょう。

監修:鍼灸師・美容医療ライター 美事

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