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【連載】めぐる季節のココロとカラダ -小暑-
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「小暑(しょうしょ)」は、二十四節気の11番目の節気で、夏至から15日目の7月7日〜7月21日までです。この日を境に暑さが増し、いよいよ本格的な夏が到達します。小暑と次の大暑を合わせて、1年で一番暑い時期を「暑中」と言い、「暑中見舞い」を出す頃です。この時期は梅雨の終わりにあたるので、集中豪雨のニュースを耳にすることも多くなります。

 

心の疲労や夏バテに注意

「小暑」は梅雨明けが近く、高温多湿となります。身体に水分がたまり、消化機能に悪影響を与え、食欲不振や消化不良になりやすい時期です。汗をかくことが多くなり、心の不安はイライラに変化、ついにはやる気がなくなり、心の疲労を感じてしまうかもしれません。

暑さにバテるしろくま

食事もあまり喉をとおらないので、ツルツルしたものや、飲み物などで済ませることも多くなります。疲れやすい、眠れない、肩が凝って仕方がない、身体がだるい、食欲がない…こんな「夏バテ」サインが出たら、いつもより心と身体に目をむけてあげてください。

 

「小暑」の養生のポイント3つ

・自分の心に問いかけ、身体の力を抜いて深呼吸を習慣に
心に疲労をためないように、自分が無理をしていないか、我慢していることはないか、自分の心に問いかける時間を作りましょう。
まず寝た状態で手足の力を抜き、目は閉じたまま口をあけて「はーっ」と大きく息を吐きだしてみましょう。この時間だけ頭を真っ白に、何も考えず空(くう)の状態に。そこから深呼吸をゆっくり10回。これを寝る前に試してみてください。

ベッド

・末端まで血液をめぐらせる「浮遊浴」を5分ほど
冷房のきいた部屋で冷たいものを多く摂ると、夕方に身体がだるく感じることはありませんか?そんなときはシャワーだけでなく、湯舟につかり末端まで血液を巡らせましょう。
おすすめは「浮遊浴」です。バスタブの縁に頭を乗せて、膝を曲げて足裏をバスタブの底につけ、お尻は浮かせたような状態でお湯に浸ります。
この体勢は心臓に負担をかけずに、下半身に水圧を受けるので、むくみを解消し、末端まで血液を流すことができます。5分ほどお試しください。

お風呂でリラックス

バスタブが小さくてこの体勢をとるのが難しい場合は、で湯船の中で体育座りをした状態で膝下をバタバタと30回ほど動かしてみましょう。足のむくみやだるさが解消され、静脈瘤予防にもなります。

・疲れの出ている表情筋を「う・い」で、リラックス
季節の変わり目の土用がせまるこの時期は、夏の疲れが肌にも表れやすいと言われます。
顔のたるみや法令線が深くなってきたかな、と感じたらそれも夏の疲れかもしれません。ここのところマスクを着けているので、口元に緊張感がなく「マスクだるみ」(口元が全体にたるむ状態)の可能性もあります。

肌を気にする女性

そんなときは、顔全体はもちろん、口まわりを中心に表情筋を動かすエクササイズを取り入れてください。
目をぐっと閉じて、「う」と唇をすぼめて3秒、目を開けると同時に「い」と唇を横に開いて、手で口角を上げるように軽くささえて3秒を3回。しっかり唇に力を入れて、頬まわり、目のまわりの表情筋が動くのを意識しましょう。睡眠前や昼休憩などに積極的に取り入れてくださいね。

 

「小暑」におすすめの食べものは熱を取り除き、疲労回復するもの

この時期は身体に溜まった熱を取り除き、水分を補給できる夏野菜を積極的に摂りましょう。パプリカやトマト、なす、きゅうりがおすすめです。同じく身体の熱を取り除き、水分代謝を促す海藻・貝類と一緒に摂ると良いでしょう。

あさりのパスタ

食欲がないときは、身体の熱や毒素を取り除くと言われる緑豆からできている春雨と疲労回復効果のある豚肉やニンニクに、少し生姜をプラスした炒めものをおすすめします。生姜は、冷房で冷えた身体の血流を改善し、むくみやだるさを取ります。
苦味の食べものであるピーマンやパセリは「心」を支えるので、積極的に食べたい食材ですが、身体を冷やすため、甘味や酸味を加えて食べましょう。

まもなく土用をむかえます。太陽の光が降りそそぐ暑い夏に、汗をしっかりかいて快適に過ごす身体づくりを目指してまいりましょう。疲れを感じるようであれば、お昼寝も取り入れてみてくださいね。

監修:鍼灸師・美容医療ライター 美事

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