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【連載】めぐる季節のココロとカラダ -秋分-
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「秋分(しゅうぶん)」は、二十四節気の16番目の節気で、2020年は9月22日から10月7日まで。白露から数えて15日目にあたり、立秋から始まった秋の4番目の季節です。「秋分」は、太陽が真東から昇り、真西に沈むため、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
国民の祝日である「秋分の日」を境に昼は少しずつ短く、そして夜は長くなり、秋の夜長を楽しめる時期に突入です。また「秋分の日」は極楽浄土と現世が一番近くなる日と言われ、この日前後が「秋のお彼岸(おひがん)」になります。

 

身体はエネルギー不足、補う時期です

「秋分」の頃には“暑さ寒さも彼岸まで”と言われるように、残暑も落ち着き秋本番を迎えます。しかし今年は、日本海近海の海水温が高いため、残暑が長引いていますね。残暑が長いということは、身体のエネルギーもそれだけ使われている状態です。
空気が徐々に乾燥していく秋に、身体がエネルギー不足の状態では、寒い冬を乗り越えるのも一苦労しそう。この時期にしっかりエネルギーを補い、冬への準備をしましょう。

季節の養生は、次の季節に備えての身体づくりの時期。つまり、秋は冬への身体の準備期間です。去年の冬の身体の状態を思い出してみてください。冷え性で困った、喉が痛くて大変だった、風邪をひいたなどの経験はありませんか?
この時期にこそ冷やさず、乾燥させず、身体を休め、エネルギーを補うように努めましょう。冬になる頃、秋の養生の結果を実感できると思います。

 

「秋分」の養生のポイント3つ

1. 寝起きに、指先からつま先までのストレッチを
朝、目覚めたらベッドの中で横を向いて、指先から足先までゆっくり一直線に伸ばしてみましょう。寝起きのストレッチは血流がよくなり、これからの活動にスイッチを入れます。

足のストレッチ

そのときの呼吸は「ゆったりと、大きく」がポイントです。左右それぞれ2~3回。手足を中心に身体全体の血流量もアップするので、身体が軽くアクティブに動けますよ。

2. 秋の夜長に読書してみる
暑さも落ち着いてくるこの時期は、じっくり本を読むのもおすすめです。秋は実りの季節。心も身体も充実し、高揚感にあふれています。

本棚

そんなときは、今まで難しいと感じていた文章も頭の中に入りやすいので、自分が敬遠していた分野の読書にも挑戦しやすいもの。印刷されたものでも、電子書籍でも構いません。まずは興味のある本を開きましょう。

3. ハンドプッシュで顔の血流アップ
気温の低下とともに、秋は夏より血流が悪くなりがち。顔がむくんだり、顔色がよくないという状態が起こりやすくなります。そんなときは、リンパや血液の流れを改善し、保湿力を上げるハンドプッシュを続けることで、むくみにくく血色のよい顔色が期待できます。

顔の輪郭をマッサージ

小指の付け根を押し当てるように、顔の輪郭に沿って顎から額まで、下から上へとプッシュ。押し当てる力は軽めに。気持ちいい程度でOKです。最後に顔全体を両手で覆い、軽くプッシュしましょう。
入浴後など身体がゆるりとしている状態でも、もしくは、緊張やストレスで顔がこわばっている時などのリラックスにも効果的です。

 

「秋分」におすすめの食べもの

残暑が長く、身体のエネルギー(気)をかなり消耗している状態には「きのこ類」がおすすめです。きのこ類は、薬膳的に気を補う効果がとても高い食材です。

しいたけ

気が不足していると、だるい、やる気がでない、集中力がない、朝起きられないといった症状が見られます。どれか一つでも当てはまるものはありますか?きのこ類は素早く気をチャージしてくれると共に、胃腸の消化能力、免疫力のアップにも期待できます。
発酵食品である味噌と合わせて、胃腸も整えてくれる、きのこの具だくさん味噌汁はいかがでしょう。

味噌汁

果物は身体を潤してくれる「梨」を摂るようにしましょう。ただし身体を冷やしやすいので、摂りすぎには注意してくださいね。

少しずつ過ごしやすい日が増えてきました。今年は本当に残暑が長かったですね。これからは、無理をしてきた身体をじっくり休めてあげる時期、それが秋です。日暮れも早くなり、ゆっくり夜を楽しむ時間をつくるようにしていきましょう。
実りの秋、そして食欲の秋ですが食べすぎには注意してくださいね。

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