
前回は「自分でできるウィッグアレンジ」をお届けしましたが、今回はお店でウィッグのヘアセットをお願いした場合のアレンジをご紹介します。「自分でアレンジするのはちょっと…」という方も、「結婚式があるのでドレスにあわせて華やかにしたい!」という方も、ぜひウィッグのプロによるアレンジを体験してみてください!
ロングヘアのアレンジをプロにお願いする
華やかなドレスにも映えるアップスタイル。ネットが見えないように工夫しながら、えりあしを美しく上げています。
動画はコチラ!
・トップに高さを出すことで、顔まわりを華やかに。
・ネットが見えないよう、えりあしを丁寧に上げ、首のラインも美しく。
・パールピンを全体にちりばめ、上品に可愛く。
・編み込みと三つ編みを3ヶ所。きちんと感×こなれ感!
また、カジュアルな印象になりがちなミディアムヘアもアレンジできます。リボンとパールピンの色を合わせフォーマル感を出。計算された無造作な編み込みに、プロの技が光ります。
・ウィッグを全体的にゆるく巻くことで、動きのあるスタイルに。
・アシンメトリーな編み込みで、洒落感を。
・リボンを編み込むことで、華やかなアクセント。
・リボンとバレッタの色をあわせ、フォーマル度up!
アレンジをお願いする時のオーダーの仕方
いざお店でアレンジをお願いしよう!と思っても、どのように伝えればいいか迷いますよね。「スタイリストにおまかせ」もいいのですが、なるべく自分のイメージを決めてから行くと、ズレなく理想に近づけます。そこで、イメージどおりのアップスタイルに近づくためのチェックポイントをご用意しました。
□イメージ画像をみせる
「スッキリ」「ふんわり」など言葉だけでは伝わりにくい部分があります。画像があるとスタイリストとイメージを共有しやすいです。
□苦手なスタイルがある場合は伝える
「あまり派手にしたくない」「夜会巻きは苦手」など、避けたいスタイルがある場合は先に伝えましょう。
□洋服のイメージを伝える
ヘアスタイルと洋服のバランスは大切!どんな洋服を着るのか、どんな会場かなど、しっかりと伝えましょう。
□使いたいヘアアクセサリーがあるなら相談する
リボンを編み込みたい、パールピンを散りばめたいなど、使いたいヘアアクセサリーがある場合は遠慮せずに相談しましょう。
お店でお願いする場合は、やはりコミュニケーションが大切!なるべく具体的に自分のイメージを伝えつつ、わからないことはプロに聞いてみましょう。
アレンジ後…ウィッグのケアは?スタイルは戻るの?
お店で素敵にウィッグのセットをしてもらったけど、いつものスタイルにちゃんと戻るの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?セットのスタイルにもよりますが、形状記憶の毛材を使用しているメーカーであれば、ほとんどの場合は自宅のケアで元の状態に戻ります。セットを崩すときは、ピンやゴムなどの引っかかりに注意。毛材の傷みが心配な方は、セットしてもらったお店でブローしなおしてもらいましょう。
いかがでしたか?
「もうひとつの自分の髪」である、ウィッグをシーンやニーズで美しく使いこなしてくださいね。
今回ウィッグアレンジを監修したスヴェンソンは、医療用ウィッグの専門店。アレンジだけでなく、ウィッグのお手入れの仕方や、頭皮のケアなど「がん治療中~その後の髪と頭皮のこと」を幅広くフォローしているお店です。全国に46店舗、展開。ぜひチェックしてみてください!