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新連載 めぐる季節のココロとカラダ
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「今日は立夏です」ニュースでこんな言葉を耳にすることはありませんか?「立春」や「立夏」は季節の節目を表すものですが、その意味をご存知でしょうか。
季節を感じ、心と身体に思いを馳せる新企画「二十四節気のココロとカラダ」。この連載では、それぞれの季節にふさわしい、日本人の身体に合わせた食材や食べ方をお届けしたいと思います。美しく移り変わる四季は日本ならではのもの。より健やかに、彩りに満ちた毎日になりますように!

 

二十四節気を知っておこう!

日本の四季には、二十四節気(にじゅうしせっき)という24個の区切り(節)があります。
そのルーツは古代中国で農業の目安として使われていたもの。日本では平安時代から取り入れられたといわれています。季節を24等分し半月ごとの変化を細かくとらえることで、気温や天候に対応できるのです。

季節に合わせて、私たちの身体も変化しています。自分の身体を知り、季節ごとに必要なものや避けた方がよいものを知る事で、心と身体のバランスをとり健やかな生活を送りましょう。
この連載では、心と身体に起こる変化を二十四節気とともに解説。東洋医学に基づき、心身を整えてくれる食材などをご紹介していきたいと思います。

季節を知って整える。東洋医学の教え

東洋医学では二十四節気ごとに人間の脈や体調、心が変化していくと捉えます。季節に順応することで身体が持つ自然治癒力も高まると考えられ、漢方や鍼灸の治療も季節やその時々の体調に合わせて変わっていきます。東洋医学の教えをヒントに、季節ごとのカラダを整える食材や食べ方を学んでいきましょう。

カーテンを開ける女性

 

薬膳に欠かせない「帰経」「性味」「寒熱」とは?

季節やその時々の体調に合わせ、食べ物を選ぶときに使いたいのが薬膳の考え方です。
薬膳とは、身体を健康に導いてくれる「季節の食材」と「生薬(漢方の原料)」を組み合わせて作る料理のこと。薬膳に用いる季節の食材は「帰経」「性味」「寒熱」を見て選ぶ法則があります。漢字ばかりでちょっと難しく感じてしまうでしょうか?
要するに季節の食材は3つの視点で選ぶ、と思ってください。では、それぞれ詳しく見てみましょう。

漢方

帰経(きけい)
生薬や食材が身体のどの部分に効果があるかを示したもの。
例えば、ナスの帰経は、脾・胃・大腸となり、それぞれの臓腑に効果的です。
※臓腑:(五臓)肝・心・脾・肺・腎(六腑)胆・小腸・胃・大腸・三焦、東洋医学では人間の内臓全体を五臓六腑に分けます。

性味(しょうみ・せいみ)
その素材が持つ性質のことで、五味ともいいます。
酸…すっぱい味。肝・胆・目に効く
苦…にがい味。心・小腸・舌に効く
甘…甘い味。脾・胃・口に効く
辛…辛い味。肺・大腸・鼻に効く
鹹…塩辛い味。腎・膀胱・耳に効く

スパイスの写真

寒熱(かんねつ)
五臓六腑を温めたり冷やしたりすることで、食物の帰経に働きます。
熱・温…温熱性で、身体を温める、心を活発する
  平…温めも冷やしもしない
涼・寒…寒涼性で、身体を冷やす、解毒する、心を落ち着かせる。

寒さを感じる女性

身体を冷やさない方がよいときに寒涼性のものを食べる場合は、スープなどで温かくして食べたり、温熱性の食べ物と組み合わせて食べたり、身体を冷やしすぎないように工夫します。
今回の連載では、このような薬膳の知恵をもとに、食材と食べ方の両方をお届けしていきます。

季節を感じ、心と身体に思いを馳せる、新企画「めぐる季節のココロとカラダ」。日本人の身体に合わせた栄養の摂り方を知って、健やかな毎日につなげていきたいですね。

監修:鍼灸師・美容医療ライター 美事

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